晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜
家に帰ると見慣れない靴があった。
誰か来てるのか?
リビングに入ると
「お邪魔してます」
と女の子がいた。
確か、葵と塾が同じだった...
「椎名七瀬ちゃんだよね?」
「あ、はい!
覚えててくれたんですね!」
七瀬ちゃんがニコッと笑った。
葵の言う通り、人懐こい子だ。
「俺のことは気にせず、
ゆっくりしていってね。」
先に帰っているはずのハルを探すと、
ちゃっかり七瀬ちゃんの横に座っていた。