アオ×ソラ2~music is special!!~

校長室の前に行くと、ソラ君と真瞬君、郁月君。

少し遅れて瀬名がやって来た。

 「…まさかの廃部とか?
  色々やらかしたし…。」

瀬名の顔が青ざめる。

 「いや、まさか…。
  無いとは…言えないけど。」

郁月君、全然フォローになってない。

 「…と、とにかく中に…。」

真瞬君の声が震えている。

ノックをする手がガタガタと音を立てそうだ。

 「し、失礼します!!!」

声大きすぎでしょ…。

どうしちゃったの、ほんと…。

校長先生と向かい合って腰掛けている男性。

スーツを着て、ストライプのネクタイを締めていた。

 『あっ!!!』

郁月君と翡波が同時に声をあげた。

…もしかして…。

 「はじめまして。かな?
  伊藤恭一です。」

…この人が…伊藤恭一…?
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