アオ×ソラ2~music is special!!~
「郁月はどう思う?」
一番の理解者は郁月だ。
周りがよく見えてるし、俺のことをよく知っている。
「俺は…。皆についていくよ。」
「どっちかと言えば?」
少し追い詰めるような質問をしてみる。
「そーだなぁ…。」
苦笑い。
困ったような表情を見せてるけど、ちゃんと答えを持ってることを俺は知ってる。
「瀬名には悪いけど、タイミング悪い。」
「かなりハッキリ言ったな。」
同じ考えのヤツがいて少し安心した。
「今やりたいことと、将来どうなってる
かがイコールになることって少ないと
思う。」
「そうなんだよ。
今はよくても…。」
郁月はあくまで俺の意見と補足した。