アオ×ソラ2~music is special!!~
「…亜緒は?」
真瞬君があたしに話を振る。
「…あたしは…。
アリだと思う。
皆でデビューできるんなら…。」
いまいちハッキリしない答えかもしれない。
でも、これがあたしの気持ちだ。
「なんか、ごめん。」
瀬名がか細い声でそう言った。
「なに謝ってんだよ!」
ソラ君はいつもの調子で瀬名の肩を叩いた。
「皆のこと巻き込んで…。
しかも、デビューするとかしない
とか…。」
「今は瀬名のせいとかそんな話じゃ
ないし、そんなこと思ってねぇよ?
瀬名はデビューしたいんだろ?」
ソラ君の言葉に瀬名は何度もコクコクと頷いた。
「…そーゆーソラは?
俺は一番ソラの考えが聞きたい。」
「オレ?」