アオ×ソラ2~music is special!!~
翡波があたしの隣で鼻で笑うのが聞こえた。
「あ!こら、翡波!
今馬鹿にしただろ?」
「馬鹿にしてないってば。
ただ、最上級のアホだなぁって。」
翡波の言葉に瀬名が吹き出した。
「亜緒ー。
なんとか言ってやってくれよ…。」
なんかソラ君すごく元気なくしてる…。
「ああ…ソラ君らしいんじゃないかなぁ。」
「フォローになってない!!」
ソラ君が翡波のギターを担いだ。
「それ、俺のなんだけど…。
てか、いきなり歌いだすのやめ…。」
やっぱソラ君の歌声は綺麗だ。
…言葉を失うくらい…綺麗。
「あー、すっきりした。」
「…そうですか…。」
少し呆れたような真瞬君の笑顔。