アオ×ソラ2~music is special!!~
「で?ハル。
部活どーすんの?」
郁月君がハルに話を振った。
「んー?
…うん…。」
曖昧な返事にあたしはハルの顔を覗き込んだ。
「どうしたの?」
「…すっごいわがままだと思うんで
すけど…。」
ハルがあたしに耳打ちをした。
「…軽音部…。」
「えっ!?」
正直すごく驚いた。
「マッシュ、俺…軽音部がいい。
ここで音楽がしたいんだ。」
…そっくり。
ソラ君と同じ…綺麗に澄んだ真剣な目。
「決めるのはお前だよ。ハル。」
真瞬君が満面の笑みでそう言った。