アオ×ソラ2~music is special!!~

真瞬君によって、宙に浮かされていたソラ君が床に着地する。

 「どーすんだよ、進路!」

 「いざとなれば家継ぐし。
  別に酪農大にこだわってるわけじゃ
  ないよ。」

首を傾げたままソラ君は言う。
少し下がり気味のまゆげが妙に心配そうな表情を演出してる。

 「ソラは気楽すぎる!」

…なんか、今日の真瞬君…やけにソラ君につっかかっていくなぁ。

 「真瞬。
  そのへんにしとけよ。」

真瞬君が不満気な顔をして、そっぽを向いた。

 「なんだよ、マッシュ。
  やんのかよ…。」

…これ、止めなきゃヤバくない?
 
 「ちょ、ソラ君!」

翡波がとっさにソラ君のことを羽交い締めにした。

 「冗談だよ、翡波!
  離せって!」

 「ご、ごめん。」
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