アオ×ソラ2~music is special!!~
「こんな幸せでいいのかな、オレ。」
耳まで真っ赤になったソラ君はあたしと目を合わせようとしない。
そんなに真っ赤になられたら、あたしだって照れる。
「…あたし、ソラ君のことになるとむきになっちゃうんだ。
真瞬君にすごく嫌な態度とっちゃった。」
思ってもないこと言っちゃったよ。
いつもあたしたちのこと一番に考えてくれてるのに…。
大事な人なのに…。
あたし、最低だね。
「あの件に関しては、オレが原因だし!
マッシュが怒るのも当然だよ。
郁月から聞いたけど…模試で思ったような点数取れないらしい。
それでストレスみたいな。
受検生あるあるだって郁月は言ってた。」
確かに、真瞬君はあたしたちが公の場に出ることになった時、一番悩んでいた。
あの頃から大学のパンフレットとか読みこんでたな…。
「ソラ君、あのさ…。」
「ん?」
どんな形でも軽音部で音楽を続ける。
それじゃなきゃ、軽音部にいる意味がない。