アオ×ソラ2~music is special!!~
あたしと真瞬君が部室に到着する前に、他のみんなは到着していた。
みんながいつもの位置に座って、あたしたちを待っていた。
「真瞬君、話ってなに?」
翡波が緊張を隠せない表情で言うから、みんなに緊張が走った。
突然、集合がかかるってことは、重大で重要なことが起こったっていうことをあたしたちは知っている。
「そんな大した話じゃないよ。」
「マッシュ、ちゃんと言えよ。
最近のお前、変だってみんな思ってるよ。」
ソラ君の言葉に真瞬君がうつむいた。
「伊藤さんとの契約、切ろうと思う。」
少し沈黙があったあと、いたって冷静に真瞬君は切り出した。
「瀬名には本当に悪いと思ってる。
でも、俺は今そんな余裕なくて…。
大好きな音楽と仲間と向き合えないの、すごい辛い。」