アオ×ソラ2~music is special!!~
「真瞬。
…亜緒が倒れたのって今の電話と関係あるんだろ?」
郁月の勘はいつもドンピシャだ。
亜緒が北海道にワケアリできたってのもこいつはお見通しだった。
「どーゆーこと?
電話の相手が原因?」
ソラは動揺が収まらない。
なんで?どうして?の連発だ。
「ソラ君、座って!」
「兄ちゃん!!落ち着いてよ!」
瀬名と葉瑠が必死にソラをなだめた。
「…このことは俺の口からは言えない。
でも、きっと亜緒の心の準備ができたら話してくれると思うから…。」
翡波は何も言わずに小さく頷いた。
「とりあえず今日は一旦解散したほうがいいな。
俺は亜緒の目が覚めるまで…。」
俺がそう切り出した時、ソラが立ち上がった。
「俺も…。」