アオ×ソラ2~music is special!!~

それに誰かが急に肩を後ろから触れたり、大きな声で名前を呼ばれて、体をびくつかせていたこともあった。

 「さっきからむずかしい顔してるね。
はい、お茶。」

瀬名が自販機で買ったお茶を俺に手渡した。

 「…心配だよな。」

俺は無言で頷いた。

 「今は…待つしかないけどな。」

でも…俺に一体何ができるんだろう。

 「そうだね。
亜緒が安心していられる場所は俺達だから。
どんと構えてないとね。」

いつもと変わらない俺達でいること。

それが亜緒が安心してくれる方法なのかもしれない。
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