アオ×ソラ2~music is special!!~
月は半月。
真瞬君の横顔が照らされて綺麗だ。
「…だからハルになんかあったら
って思うと頭に血が上る。
夜に家出るなんてソラが一緒だ
としても心配でたまんない。」
あたしは何も言えなくなる。
あの寂しそうな笑顔が忘れられない。
あたし、あの時…。
彼にどんな顔見せてたんだろう…?
そう思うと…。
「でも、ハルには武器がある。」
武器…?
「え?」
まだ秘密。
真瞬君はそう言って立ち上がった。
「さ、俺らも帰ろう。
夕飯まだだし。
さっきからケータイがうるさい。」
着信3件。
メールは1件。