アオ×ソラ2~music is special!!~
「!?
亜緒!?大丈夫?」
亜緒がゆっくりと目を開けた。
まだ状況が理解できてないんだ。
周りをキョロキョロとうつろな目で見渡している。
「…あたし…倒れたの?」
亜緒が後頭部を痛そうに抑えつけた。
そっか、倒れた時に打ったのか…。
「頭打ったんなら病院だな、亜緒。」
諭すようにマッシュが言った。
優しさが溢れ出るような笑顔で今まで亜緒を支えてきたんだろう。
「そうだね…。
念の為に…。」
亜緒がオレを見て目をそらしたのをオレは見逃さなかった。
「ちょっと来い…!」
「え、ソラ君…!?」
強引に亜緒の手をひいた。