アオ×ソラ2~music is special!!~
「気分悪い?大丈夫?」
そんな時に声をかけてくれたのが竜二だった。
「だ、大丈夫です。
あたし人数合わせで来ただけで…。
こーゆーのなんもわからなくて。」
「そうだったんだ!
まぁ、たしかにノリ違うよね、他の子たちと。」
周りを見てみるとみんなお目当ての男子にくっついちゃって。
「でも俺も今そんなに彼女欲しいってわけじゃないけど来てる人だから。
立場は似てるかもね。」
竜二は渇いた笑い声をあげて、レモンサワーをぐいっと飲んだ。
「竜二さんは高校どこ行ってるんですか?」
「行ってねーよ?
いまは土木系の仕事してる。
てか、亜緒ちゃん何年生?」
未成年なのにアルコール…。
まぁ、いっか。
「高1です。
竜二さんって何歳なんですか?」
「今年で17になるから…亜緒ちゃんの一個上かな。」