アオ×ソラ2~music is special!!~
なんとなくだけどそう思った。
“いいですよ。
いつにしますか?”
それからというもの…毎週日曜日は竜二と遊んでた。
ゲーセンやカラオケ。
ご飯食べに行ったり、買い物に行ったり。
…あたしたちって付き合ってるのかな?
…でもまさか。
好きって言われてない。
「亜緒。
どうしたの?暗い顔して。
なんか嫌なことあった?」
「なんでもないよ。考え事。」
くすくすと竜二が笑った。
あの時は…付き合う前は…そんな笑顔でさえも愛おしく思えるほど竜二に夢中だった。
「もしかして、その考え事って俺のこと?」
顔が一気に熱くなるのを感じた。
「ちがうよ!」
「じゃあなんでそんなに顔赤いの?」
…なんにも言えない。
泣きそう…。
「…俺は亜緒のこと好きだし守りたいって思うよ。」
…あたしこの人と付き合うんだ。
まるで夢みたいだった。