アオ×ソラ2~music is special!!~
頼哉side
『頼哉?
なんか心配かけちゃってごめんね。』
下校途中の亜緒からの電話。
「亜緒が大丈夫ならよかった。」
電話に出て歩き出した。
人にぶつからないように十分気をつけていた。
…でも相手がぶつかってきたら意味なんてない。
「あ…すみません…。」
…あぁ、終わった…。
「よぉ。
電話の相手、誰?」
ケータイを持つ左手をやけにたくましい腕で掴んだヤツ…。
「へぇ…治ったんだ?」