アオ×ソラ2~music is special!!~
素直に溢れ出たあの涙。
感動。
感激。
あの興奮はまだ覚えている。
「…なんか、眠くなってきた。」
ソラ君があくびをする。
「枕とか持ってくるよ。」
あたしがソファから立とうとすると、ソラ君はあたしの手を引っ張った。
「いいよ、そんなの。
側にいて。」
「…ソラ君…?」
バカ。
ずるいよ。
…あたしだけに見せる顔。
「はい、終了ー!!」
部室のドアが勢いよく開いた。