アオ×ソラ2~music is special!!~

目線


今日は一人で帰った。

色々考えたいことあって…。

 「…亜緒さん?」

なんとなく聞き覚えのある声だった。

後ろを振り向く。

 「あ。」

ハル君…だ。

 「何してるんですか?
  こんなとこで。」

 「そっちこそ…。」

ハル君に目線を合わせる。

ハル君は本当は背が高いはずだ。

 「亜緒さん見っけたからバス
  降りました。」

少し遠くにバスが見えた。

 「あたしのこと覚えてるの?
  あの時、外暗かったのに…。」

ハル君がくしゃっと笑った。

うわ、そっくり。

 「わかりますよ!
  写真で何回か見たんで。」
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