アオ×ソラ2~music is special!!~
「そっか。
ちゃんと勉強もしろよ。」
「うん。」
真瞬君の手を掴む。
「…亜緒?」
「…同じだ。」
同じような場所にマメがある。
しっかりした男の人の手。
「…どうした?」
「なんでもない。
よし、勉強しよっと。」
真瞬君はあたしを心配そうに見ながら渋々部屋を出て行った。
もうドラムを叩く音は聞こえない。
真瞬君も机に向かっているんだと思う。
「んー…?」
教科書を見直したり、ノートをまとめたりしているだけですぐに夕食の時間だ。
ご飯を食べてからも勉強。
たまにハル君のことが頭をよぎる。