アオ×ソラ2~music is special!!~
ふとケータイを見ると着信が入っていた。
今から一時間以上も前。
…集中してて全然気が付かなかった。
「ソラ君。」
もしかして…ハル君のことかな?
「…ソラ君?」
『亜緒。
あのさ…。』
ごくりと喉が鳴った。
『あの…赤点ってさ30点
より下からだよね?』
「へっ?」
突拍子もない質問に変な声が出てしまった。
今までのあたしの緊張返してほしい…。
『え、違うの?』
「そうだよ!
そうだけど…。」
受話器の向こう側でソラ君がクスクスと笑っている。