アオ×ソラ2~music is special!!~
…らしくない。
思わず吹き出した。
『笑うなよー!!
今回マジだから!!』
「ほんとに?」
念を押すようにソラ君が「マジ」を繰り返した。
『マジ!
赤点だけは取らないから!』
本気なんだなぁ。
手のひらでシャープペンをくるくると回す。
「そっか。
頑張ろうね。」
『おう!』
「それじゃ。」
通話終了のボタンを押す寸前…。
『電話切りたくないんだけど。』
…彼のクソ真面目な声をあたしは聞かないフリをした。
「好き。」
そう呟いた自分。
どんどんソラ君にハマっていく。