アオ×ソラ2~music is special!!~
皆の同意もあって練習は無しになった。
ソラ君は歌の練習しにカラオケ行くんだって、一人で。
真瞬君も郁月君も翡波も家に寝るために帰るみたい。
「…亜緒!」
「え?」
帰ろうとリュックを背負ったあたしを瀬名が呼び止めた。
「…話あるんだ。」
「ん?」
瀬名の座っている椅子の向かいにあたしは座った。
「…どうしたの?」
「あのさ…俺…。」
沈黙が続く。
深刻そうな顔をしている瀬名。
聞きたい。
でも話してくれるまであたし待つよ。
「俺ね…。」
瀬名がようやく口を開いた。