アオ×ソラ2~music is special!!~
『あー、郁月君?
いま学校?』
「いや、家。
翡波は?」
『俺ね、学校行く途中。』
遅刻じゃねぇか。
俺もだけど…。
『あのね、いつも通りの時間に
出たし、寄り道もしてないん
だよ?
なんか変なオッサンの相手し
てたら遅刻ー。』
おそらく、マスコミかなんかだろう。
「なんだそれ。
で?どーする、こっから?」
翡波が受話器の向こう側で唸り声をあげた。
『とりあえず学校行くかな。
瀬名来てるかもしれないし!』
「そうだな。
じゃ、またあとで!」