アオ×ソラ2~music is special!!~
指
さすがに取材陣は校内には入って来なかった。
とりあえず、部室に避難。
瀬名の姿は無い。
「やっぱ大事になった以上来れな
いよな。」
真瞬君がため息混じりにそう言うと、ソファに体を投げ出すようにして座った。
「来づらいよね。
裕也君はなんか知らないのかな?」
「どうなんだろう?
でも、それならあたしたちに連絡
すると思うんだ。」
あたしがそう言うと、ソラ君が唸り声を上げた。
「やらかしたよなぁ、瀬名も。
俺らも一躍有名人になっちまったみ
たいだし。」
♪~♪~…
あたしのケータイに電話が来た。
「翡波だ。
…もしもし?」
『亜緒、なんでこんなに正門人多いの?
やっぱ瀬名関連?』