アオ×ソラ2~music is special!!~

step


 「翡波、なんでもっと早く言わない
  んだよ!
  一大事じゃん…。」

 「…だってさ、いきなり声かけてく
  るから変なオッサンだなとしか思
  わなかったんだよ。
  つーか、実際変なオッサンだった
  し。」

翡波、すごい失礼だよ?それ。

 「うん、いや…まぁ、確かに。
  俺が電話で聞いた分には変な
  オッサンだった。」

そんな翡波に郁月君は苦笑いだ。

 「まぁ、これってすごいことだよな?
  マッシュ!?
  スカウトだって!」

ソラ君の目がキラキラ輝いている。

真瞬君の口元が緩む。

 「…そうだな。」

でも…目は笑っていない。

 「でも、今は瀬名のことを考えよう。
  今大事なのは瀬名のことだ。」

 「そうだよな、ゴメン。」

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