【完】お嬢さまの執事様
まるで、俺から逃げるように
お手洗いに行ったあんりを追いかける。
「父さん。
俺も少し外の空気をすってくる。」
「あぁ。」
そして部屋をでて
廊下を走っているあんりに追いつく。
「、、おい。待て。あんり。」
「、、、っっ?!隼、、様?」
「、、、あの森に桜を入れたのは
、、お前か?」
「、、、、。違います。
あの子が勝手に入っていったの。」
「、、は?、、何で、、?」
「あの森で隼様が
あなたを待ってるって
言っただけなのに、、、、
ふふふっ。、、、
あんな森に隼様が行くわけないのに、、、
あの人信じたの、、、。うふふ。」
それを聞いた俺は、
今まで抑えていた感情が
”ぷつりッ”と切れ
桜のもとに走り出そうとした。
その時、、、、、。