【完】お嬢さまの執事様










………―――……ジャー…。







「………気持ち………
わる…………っ。」






ハンカチで口を拭きながら
とトイレから出てきた隼はそう言った。








「……あっ!隼?大丈夫?
ジェットコースター嫌いだったんなら
そう言ってくれれば良かったのに……」









私が俯きながら、そう言うと







隼は私の頭の上に
ポンッと手を置き、、







「まぁ…お前のあんなに
うきうきして楽しそうな顔
久しぶりに見た気がするしな。

お前最近…時々元気無かったし
いい気分転換になっただろ?


俺の事は気にすんな。な?」











そう言って微笑む隼は
何故かいつもより
優しい気がした。












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