【完】お嬢さまの執事様
今でも習い事はしてるけど
あの頃よりは心が楽…。
隼が居てくれるから…
学校に着くと
いつものように
「おはようございます!
公仰さん!!」
通りすがる人全員が
言ってくる……。
嫌だ。
それに私は笑顔で
答える…。
すると後ろから
「ごきげんよう!桜さん!」
学校で私の事を名前で
呼んでくれるのは
この子だけ。
私の幼稚園からの
唯一の親友。、
名前は五十嵐里菜
[イガラシ リナ]
トップ財閥3位
五十嵐財閥の一人娘。
「おはよ…里菜ぁー…」
「どうかされました?」
「いやぁ…疲れるなぁって」
「まぁ、しょうがないですわ。
だってあの…公仰財閥
なんですもの。」
「だよね…
しょうがないよね…」
私がトボトボと
亀のように歩いていると、、、
里菜に腕をがっしり
掴まれ…
「さぁ!!
くよくよしてないで、、
さっさと行きますわよ!!」
私は教室まで強引に
さらわれ?ました…。