【完】お嬢さまの執事様
「はぁ……。
………桜、お前頭大丈夫か?
テーマパークランドに行ったのは
夢じゃねぇよ……。
お前が帰りの電車の中で
起こしても起きなかったから
俺がおぶって帰って来たんだよ……。」
呆れた様な顔で言う隼。
「あ。そーなの?
良かったぁぁ!
夢じゃなくて!」
「俺はあんな気持ち悪い思い
するんだったら夢が良かったけどな。」
「現実ですーー!!
残念でした!笑」
私がそう言うと隼も
紅茶を入れながら笑ってる。
あー、隼が傍で笑ってくれてるだけで
私は何もいらないな…………
隼……大好き。
隼のクスクス笑ってる顔を見て
そんな事を考える。
隼はどうかな?
どうおもってるんだろう。
一緒にいたい。
そう思ってくれてるかな?