【完】お嬢さまの執事様
私はこの場に居るのが
耐えられそうになかったから
真琴さんに一言挨拶をしてから
帰ろうと思い、会場を出ようとした
その時………。
会場の電気が一斉に消えた。
………………あー、始まっちゃったよ。
すると、スポットライトと一緒に
真琴さんが現れた。
真琴さんが慣れたように
淡々と挨拶を終える。
そしてその次に、また
スポットライトと共に男の人が来た。
…………!
その人を見た瞬間……
私の身体は石のように凍りつく。