【完】お嬢さまの執事様
「?…」
隼は顔を赤くして
私から目を逸らした…
あついのかな?
「て…てか桜…今日里菜と
お茶会するんじゃ
なかったのか?」
「………あぁ!ほんとだ!
忘れてた!
今日はどっちの家だっけ?」
「先週が里菜の家だったから
今週はこっちの家。」
「ありがとう!隼!」
「べ、別に……///」
隼がさっきよりも更に
顔を赤くした時…
「コンコンっ…」
ガチャ。
部屋のドアが開いた。
そこにはメイドさんが
立っていた。
「どうしたの?」
「失礼いたします。
お嬢様。今…家の門の方に
五十嵐様がおみえになって
おりますがどうされますか?」
「里菜だ!!うん!!
通して通して!!!」
「かしこまりました。」
とメイドさんは
深々と頭を下げ
私の部屋から出ていった。
………数分後。
『コンコンっ!!』
私の部屋の扉から音がした。
、、、里菜だ!
「どうぞ!入って?」
ガチャ
「ごきげんよう。桜さん」