【完】お嬢さまの執事様
…といつもの様に会釈をして
お上品に部屋に入って来る。
…まぁお嬢様だから
当たり前なんだけどね……
里菜に比べて私は
品の欠片もなくて
普通の女子高生……
あぁ…女子力上げなきゃな……
と思いつつも3年が
経過している……。
「いらっしゃい!里菜!」
「遅れてしまって
すみません。桜さん。
、、、、あらっ!!
ごきげんよう。隼さん。」
里菜が部屋の扉の所に
スラッと立っている
隼に話しかける。
「久しぶり。五十嵐。」
毎週この2人で集まって
紅茶とかコーヒーとかを
飲みながら学校の話やら
恋の話やらしている。