【完】お嬢さまの執事様
私がそう言うとその子は
何も言わず部屋を出ていき、
さっき現れた時のような
大きな音を出しながら去っていった。
な、、、、なんだったんだろう。
それにしてもすごい可愛い子だった。
中学生くらい?
、、、、ていうか真琴さん遅いな、、、。
仕事の話みたいだったもんね。
、、、仕方ない。
そんなことを考えながら
紅茶の入ったポットを傾けるが
一滴しか落ちてこなかった。
紅茶のおかわりを頼もうと
メイドさんを探すが
私のいる部屋には誰もいなかった。
自分の家では紅茶は
自分で作るときもあるから
キッチンさえあればいいんだけど、、、、。
そう思い私はキッチンを探すことにした。