【完】お嬢さまの執事様
「なに?」
そう言って、突き放す様な
冷たい目で見てくる。
「隼だよね?」
私がそう聞くと、
「柊隼だけど何?」
さっきと変わらず冷たい目、
冷たい顔でそう言った。
「どうして?
、、、、どうしてなの隼?
私は大好きなのに、、、、
それとも本当に
あの小日向隼とは別の人なの、、?」
私が頬に涙を流し、
そういった瞬間、、、、、
「離して下さい!!!!
隼様の手を!!!」
キッチンの扉を見ると、
さっきの可愛い子が目を
キッと吊り上げて私を睨んでいた。
「隼様?!誰なんですの?
、、、、、そのお方は?」
可愛い子がそう言った直後、
隼は乱暴に私の腕を振りほどき
「兄貴の婚約者。てかお前には関係ない。」
そう言って隼はスッとキッチンを出ていった。