【完】お嬢さまの執事様
「それはやめとけ。」
なんで俺は
あんなこと言っちまったんだ。
あいつにはもう
関わらないって決めただろ。
「聞いてる?隼様?」
隣で俺の腕にくっ付き
俺から離れようとしないこいつは
俺の婚約者の<海藤あんり>
16歳の高校一年。
柊家と同盟関係にある
海藤家の一人娘。
こいつの見た目は
誰もが可愛いと言っても
おかしくない見た目だが
性格が手の付けようがないほど悪い。
今までも俺に近づく女や、
俺と喋ってただけの女でも、
ありとあらゆる手を使って
潰してきた所を俺は何回も見てきた。
あんりは俺の事になると目の色が変わる、、、
、、、、、いわゆるヤベェ奴。