【完】お嬢さまの執事様
俺は母親の旧姓、
小日向を名乗り仕事をしていた。
毎日が退屈で生きている心地が
全くしなかった。
死んだらどんなに楽だろうと
考えたことは数知れなかった。
そんな時だった、、、
公仰家に仕えだしたのは。
俺はその家の一人娘に
仕えることになって二つ下のそいつは
すごくアホそうだった。
こんな俺をすぐ信用して
ぺらぺらと家の内情を喋ってくれた。
都合のいい女。
トップ財閥の娘だとは
到底思えない程、
品がなくアホだった。
でもなんでか桜といると
落ち着くようになって
最初は何とも思ってなかった桜に
好意を抱くようになっていた。