【完】お嬢さまの執事様
そして思いは
通じ合い付き合うようになった。
それから俺は桜と
これからもずっと一緒に
生きていきたい
そう思うようになり
そしてそれと同時に
現実を噛みしめていた。
そして俺が桜に「冷めた」
そう言って別れを告げた日。
あの日の数日前、親父から
「公仰を潰す弱点が無いのなら
作戦を変える。帰ってこい。」
と言う一通のメールが来ていた。
一気に夢から覚めたような
感覚に陥り何も考えられなくなった。
桜と離れるなんて
絶対にできないと思った。
でも俺は親父には
本当の事は言えなかった。
いつも通りに財閥を抜けないと、
親父に不審に思われ
桜が危なくなると考えた俺は
桜がもう俺を嫌いになるように
しようと決めた、、、、。