【完】お嬢さまの執事様

「、、、、。」






私は何も言わずパパの部屋を
出て自分の部屋に戻る、、、。



隼、、、。


教えて、、、？




、、、全部。
、、、全部嘘だったの？


「、、、、っっ、、ぅっ。
、、、っっ、、苦しいよ。
、、、隼、、助けて、、。」





パパは『もう忘れろ』って言ってた。






忘れられるんだったら、、、
もうとっくに忘れてる。





私には、、、、
隼だけなの、、。




「隼、、、」


私がそう呟いたとき、
部屋の扉が開いた。






私は扉を見ずに


「もう誰も入ってこないでって
言ったでしょ？！出ていって！！」





「桜、、、、。」




私の名前を優しい声が呼んだ、、、。






扉を見て見るとママが立っていた。






「マ、、、マ？どうして、、、？」






ママは私の涙でぐしゃぐしゃな顔を
みるとまるで自分の事かの様に
辛い顔をした。