An opening of such a love
「ここなら少し音しのげると思うんだけど・・・」




「あ、ありがとうございます。あのお仕事に戻ってください。あたしは大丈夫ですから」





あたしが立ち上がって警備員さんにお礼を言うと警備員さんはあたしを座るように促し、




自分も座って帽子を脱いだ。


やっぱりかっこいい。でもなんで?



仕事はいいの?





「あの・・・仕事いいんですか?」




「君を一人にしてられないよ。ってのはかっこいいけど実は口実。座りたかったんだ俺も」


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