An opening of such a love
「あの・・・」




「え?」




「今から戻らないといけないから携帯、今は教えられないけど来週の日曜日またここで会うってのはどうかな?」



「え?」





俺の呼びかけに振り返った彼女。




俺は離れていった彼女に近づいていく。




俺だってこのまま終わりたくなんてない。




彼女から携帯を聞かれるなんて願ってもなかった。




仕事さえなければいいのに。




それにしても彼女はなんと返事するだろう?




ただの興味本位だから会うのは嫌とか。




言ったあとで少し後悔した。
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