7人のメガネ男子にごちゅーい!
「じゃあ、優花!教室行こう?」

藍が、天使みたいに可愛い笑顔で微笑む。

「そうだね。行こっか…!」

「いや、絶対にダメだ。藍といたら、お前、絶対に襲われるぞ」

「僕は、そんな事しないよ。ねっ?優花?」

「うん。藍は、そんな人じゃないよ!私を殴ったり、蹴ったり絶対しないもん!」

「「「そっち?!」」」

皆が、凄く驚く。…………?

「えっ?何?」

「いや、何でも無いよ。じゃあ、行こうか。自分達の教室にね……。………?そう言えば、祐希いないね……。遅刻かな?」

「本当だ……」

「多分、色んな女の子に絡まれてるんだよ。きっとね。会長、顔は良いから」

「要の意見が正解だと思う」

雪斗が、要の肩をポンポンと叩く。

「まぁ、そういう感じだよね……。じゃあ、行こうか」

「そうですね」

私達は、会長抜きで自分達の教室に戻った。

「優花、なんかね、メール来たんだけど」

藍が、教室に入って五分位経った頃に私に話しかけてきた。

「ん?何?」

「要から『もう少しで、期末テストだから今日から放課後図書館で勉強会やるよ』だって。もう少しと言うか、1ヶ月後何だけどね」

「………期末テスト?………あっ!!あったね!そういえば!」

「忘れてたの?……ふっ、優花らしい……」

「それ、褒めて無いでしょ!」

私は、少し頬を膨らませて怒る。

「良い意味だよ」

藍は、私の頭を優しく撫でた。

「本当に?」

「うん。…後、要に勉強教えてもらったら1教科は、100点取れるよ?」

「えっ?!本当に?!」

「うん。今まで、僕は90点台しか取れなかったのに、要に教えてもらったら100点取れたんだ」

………90点台?!いや、いや、もはや私のレベルじゃないね!!

「すっ、凄いね……」

「因みに、優花は70点台と80点台だよね?高かった。雪斗より」

「雪斗は……?」

ちょっと気になる……。前、見せてくれなかった……。

「50点台と、100点一つ」

「…………?!」

「雪斗は、意外に国語が得意なようだね。それ以外は、まぁまぁだけどね」

「あの雪斗が……?!あの雪斗が100点台?!」

「うん。国語は、僕より頭良かった」

「あぁあ、そうなんだ……」

雪斗……。凄いな……。

「本当に、雪斗は凄いよ。要は、殆ど100点台だけどね…」

「もう、神だね。生徒会の皆は」

「因みに、直樹は、90点台と、80点台。風真は、90点台と、60点台。蓮が、90点台と、100点台。会長は、要とほぼ同じ。要の方が高いけどね」

「……………」

何で、90点台いけるの?!しかも、半分以下がいない……?!

「本当に凄いよ。皆」

「そうだね……。私、要君に勉強沢山教えてもらう……」

「暗記の仕方は、僕に任せてね?暗記は得意だから」

「うん!ありがとう!」

「それに、今年、70点以下を取ったら、補習授業だって。今年だけ」

「70点以下ぁあ?!」

「うん。何故か、今年だけ。って事は、僕の予想だと、来年は……。80点以下だね……」

「……………」

死ぬーー!!!先生達鬼!いや、閻魔様だよ!!!

それから私は、ずっとショックをうけて授業を全く聞かずに放課後になった……。
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