7人のメガネ男子にごちゅーい!
「って、本当に暑いね……」

私が、手を団扇代わりにして顔の周りを扇いだ。

「お前が、体操着全て脱いだら涼しくなるぞー!まぁ、男は一層と暑くなるけどな!顔も、下半身の息っ…」

「そうだ!僕に、良い考えが!先輩!ちょっと死のうか?!」

藍が、可愛い可愛い笑顔で。尚矢の鳩尾を思いっ切り殴った。尚矢は、肩をプルプル震わせて、固まってた。

「あっ……、藍……。今のは、流石に痛いよ……?」

私は、尚矢の近くに行き背中を優しく撫でた。藍は、やっぱり怒りが治まってなくて。

「でもさ。こんなバカな事言うように育てたのって、ソコのチビだよね?ちゃんと、教育したら?バカ過ぎだよ…?…………。あっ、ごめん。赤点ギリギリの君には難しかったよね?ごめん、気付かなかったよ」

「テメッ!!!!!!!」

総長様が、立ち上がって藍の所まで行こうとした。…ケド、それを愛美が止めた。

「バカなら、喧嘩はすんな」

「なっ!!!お前まで、ガリガリオカマの味方をするのか!!!」

「する訳無いだろ…。ただ、バカらしいからヤメろってダケだ…」

「チッ……」

「はぁ……」

体育祭、……。上手くいくかな……。こんなに、仲悪かったら……。いや!そんな事は、考えないように、しよう!

「……ク、ソ……。オカ、マ野…郎が…」

尚矢が、段々意識を戻してきて。言葉を、話せるようになった。

「まぁ、まぁ!喧嘩は、ヤメようよ!これからと、言うより。今から協力して優勝を目指す訳なんだから!ね?」

「……一発だけ殴らせろ」

「ほら、素人に喧嘩を売るって。…やっぱり、教育が行き届いてないね…」

「オカマ!お前のドコが素人だよ!テメェ、普通の素人より、パンチが強過ぎんだよ!」

「えぇぇえ?僕はぁ、軽くぅ、殴ったぁ、だけですぅ!」

「コイツマジで、殴りてぇ!絞めてぇ!殺してぇ!」

「落ち着け。バカは、喧嘩すんっ…」

愛美が、総長様と同じように喧嘩を止めようとしたけれど。尚矢は、愛美の手を振り払った。

「「……………」」

私と、雪斗の顔が硬直する。……愛美の後ろから、……。最近見てない……、オーラが……。

尚矢…。今まで、ありがとう…。一瞬でも、ウザいと、思った事を許して下さい。アナタと、過ごした時間を。私は、一生忘れません……。

「おぉいぃ……。クソノッポ…。テメェ……」

「…………あ゙?んだよ?!」

「なっ、なっ、なっ、尚矢!!!!!今、直ぐに愛美に謝って!!!!」

「はっ、はっ、はっ、はっ、早く!!!!」

でも、私と雪斗の警告は少し遅かった。

「おい!テメェ!!!!!!あの世で、一生後悔してろぉおぉおぉぉお!!!!」

愛美の叫び声は、煩い位に屋上に響いた(これを言ったら、私は大丈夫だけど、それ以外の人はボッコボコにされます)。

「うわぁぁああ゙ぁぁあ゙ぁぁあぁぁ!!!」

「「愛美いぃいいぃい!!!」」

尚矢の、悲鳴と絶叫が混じった声と。私と雪斗の、愛美の名前を呼ぶ声が。混ざって、雑音みたくなった。

その後、奇跡的に尚矢は気を失ったダケで、すんだ。まぁ、一歩間違ったら骨が折れてました。それどころか、尚矢は、この世の人では無かったです。

そんなこんなで、一年で数える位のイベント!始まります!
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