7人のメガネ男子にごちゅーい!
「それにさ、優花信用しないと思うけど。生徒会メンバーで、僕は三番目に足速いんだよ?」
「えっ?!そうなの?!」
私は、目を見開いた。…だって、こんなに可愛い顔してだよ?!有り得ないよ…。
「うん。ビックリしたでしょ?」
「………ぇっと」
「ビックリしたよね」
「はぃ………」
やっぱり、藍には嘘を吐けれない。吐いたとしても、すぐにばれてしまう…。
「雪斗も速いんだけどな…。疲れるから、嫌だって。千メートルリレー出たくないって。言ってた」
「勿体ないね。雪斗」
「そうだね…。…雪斗って、全てがほぼ完璧だよ…」
「何で?」
藍が、空を見上げながらポツリと呟いた。
「だって…。…雪斗ってさ顔も良いし。身長も高いし…、体格も良いし。性格も良いし…。…良い意味でバカだし…。人の事ちゃんと考えるからね…」
「藍だって、顔可愛いよ?性格も良いし?」
「でも、身長低いし」
「いや、あのね?藍。180超えそうなのに低いとか無いからね?充分高いから。雪斗は藍より少し身長高いってだけで、弱虫だからね?雷で、ビビる人だからね?」
「ふふっ……。雪斗の弱点も知れる程一緒に、居るんだね……」
藍が、切なく私に笑い掛けた。
「ぇっと、まぁ、一応。産まれてすぐから、ずっと一緒に居るからね…。愛美と、3人でさ…」
「あぁ、あの海乃愛美って女か…」
「ふっ、フルネームって…」
「僕、海乃愛美に相当嫌われてるし。僕も嫌ってるし。だってさ?優花に、触るなって言うんだよ?僕は、優花の事襲いたい位に好きなのにさ?拷問に近い位だから」
「あははは……」
私は、総長様に『襲う』という言葉の意味を軽く教えてもらった。……まぁ、私的に……。知らなくて良かった事でした……。
「あっ、襲うって意味知らないんだっけ?」
「へっ?いや、総長様に教えてもらったよ……。軽く……」
「……あのクソチビ男が。優花に、何教えてんだよ……」
藍の目が、ギラリと光った。……怖かったです……。チビりそうになりました……。
「そっ、そうだ!次って、三年生の二人三脚だよね!」
「……………?」
藍が、首を傾げた。私も、首を傾げる。……私、何か変な事言ったっけ?
「応援しないと?赤組をさ!」
「もう、二人三脚終わったよ?三年生」
「えぇっ!?いつ?!」
「僕と優花が、話してる途中で」
「えっ?そうだったの?!」
「うん。因みに、赤組最下位だったよ」
「ぅわぁ……。最下位か……」
「派手に転んでた。先輩方がね…。二年生が、異常にサラッと終わったから。先輩方の闘志に火が点いて、張り切り過ぎたのが裏目に出たんだと思う」
「そっか…。赤組が、優勝出来るように頑張ろう!」
「そう思うなら、ちゃんと応援しろよ…」
ガッと、後ろから誰かに叩かれた。…でも、その後ろで、ガンっと、私より確実に。強く叩かれた音が聞こえた。で、その数秒後ドサッと、誰かが倒れる音がした。
「あっ、総長様…。あっ、あれ?死んでる?!」
総長様は大の字になって倒れてた。総長様の後ろには、愛美が拳を握ったまま立っていた。
「大丈夫だ、一時的に気を失わせただけだ。死んでない」
「そっ、そっか…。でも、もう少しで総長様の出番だよ?」
「……もう一発殴るか……」
愛美が、総長様を片手で持ち上げた。私の額からは、冷や汗がダラダラ垂れる。
「……えっ?ちょっ、ヤメてあげて?!だっ、…大丈夫だから!総長様なら、すぐに元気になるから!」
「そうか?白目向いてるぞ?」
「……愛美、力加減考えようよ……」
「それが、最近喧嘩してないから。鈍ってきてさ……」
「まぁ、平和って事だね……」
私は、苦笑いしながら総長様を見る。……意識戻ると良いけど……。心配だ……。
「えっ?!そうなの?!」
私は、目を見開いた。…だって、こんなに可愛い顔してだよ?!有り得ないよ…。
「うん。ビックリしたでしょ?」
「………ぇっと」
「ビックリしたよね」
「はぃ………」
やっぱり、藍には嘘を吐けれない。吐いたとしても、すぐにばれてしまう…。
「雪斗も速いんだけどな…。疲れるから、嫌だって。千メートルリレー出たくないって。言ってた」
「勿体ないね。雪斗」
「そうだね…。…雪斗って、全てがほぼ完璧だよ…」
「何で?」
藍が、空を見上げながらポツリと呟いた。
「だって…。…雪斗ってさ顔も良いし。身長も高いし…、体格も良いし。性格も良いし…。…良い意味でバカだし…。人の事ちゃんと考えるからね…」
「藍だって、顔可愛いよ?性格も良いし?」
「でも、身長低いし」
「いや、あのね?藍。180超えそうなのに低いとか無いからね?充分高いから。雪斗は藍より少し身長高いってだけで、弱虫だからね?雷で、ビビる人だからね?」
「ふふっ……。雪斗の弱点も知れる程一緒に、居るんだね……」
藍が、切なく私に笑い掛けた。
「ぇっと、まぁ、一応。産まれてすぐから、ずっと一緒に居るからね…。愛美と、3人でさ…」
「あぁ、あの海乃愛美って女か…」
「ふっ、フルネームって…」
「僕、海乃愛美に相当嫌われてるし。僕も嫌ってるし。だってさ?優花に、触るなって言うんだよ?僕は、優花の事襲いたい位に好きなのにさ?拷問に近い位だから」
「あははは……」
私は、総長様に『襲う』という言葉の意味を軽く教えてもらった。……まぁ、私的に……。知らなくて良かった事でした……。
「あっ、襲うって意味知らないんだっけ?」
「へっ?いや、総長様に教えてもらったよ……。軽く……」
「……あのクソチビ男が。優花に、何教えてんだよ……」
藍の目が、ギラリと光った。……怖かったです……。チビりそうになりました……。
「そっ、そうだ!次って、三年生の二人三脚だよね!」
「……………?」
藍が、首を傾げた。私も、首を傾げる。……私、何か変な事言ったっけ?
「応援しないと?赤組をさ!」
「もう、二人三脚終わったよ?三年生」
「えぇっ!?いつ?!」
「僕と優花が、話してる途中で」
「えっ?そうだったの?!」
「うん。因みに、赤組最下位だったよ」
「ぅわぁ……。最下位か……」
「派手に転んでた。先輩方がね…。二年生が、異常にサラッと終わったから。先輩方の闘志に火が点いて、張り切り過ぎたのが裏目に出たんだと思う」
「そっか…。赤組が、優勝出来るように頑張ろう!」
「そう思うなら、ちゃんと応援しろよ…」
ガッと、後ろから誰かに叩かれた。…でも、その後ろで、ガンっと、私より確実に。強く叩かれた音が聞こえた。で、その数秒後ドサッと、誰かが倒れる音がした。
「あっ、総長様…。あっ、あれ?死んでる?!」
総長様は大の字になって倒れてた。総長様の後ろには、愛美が拳を握ったまま立っていた。
「大丈夫だ、一時的に気を失わせただけだ。死んでない」
「そっ、そっか…。でも、もう少しで総長様の出番だよ?」
「……もう一発殴るか……」
愛美が、総長様を片手で持ち上げた。私の額からは、冷や汗がダラダラ垂れる。
「……えっ?ちょっ、ヤメてあげて?!だっ、…大丈夫だから!総長様なら、すぐに元気になるから!」
「そうか?白目向いてるぞ?」
「……愛美、力加減考えようよ……」
「それが、最近喧嘩してないから。鈍ってきてさ……」
「まぁ、平和って事だね……」
私は、苦笑いしながら総長様を見る。……意識戻ると良いけど……。心配だ……。