7人のメガネ男子にごちゅーい!
「美味しい……」

「優花、次、僕に飲ませて?」

藍が、私に手を伸ばしてきた。私は、藍に苺ミルクを渡そうとしたら。

「おい、俺に飲ませろ」

尚矢が、藍の手を退けて私の手首を掴んだ。

「ちょっと!僕が、最初に飲ましてって言ったんだけど!」

藍が、尚矢の髪の毛を引っ張った。尚矢は、それに負けじと、藍の両頬を抓って、グニニと曲げてた。

「知ら、ねぇ…よ…。早く取っ、た者勝…ち何だ、よ…」

「う、りゅは…い…。しにぇ!」

「ちょっ、ちょっと!2人とも、喧嘩はっ…。あっ………」

私が、2人の喧嘩を止めようとしたら。私が、持ってた苺ミルクを。後ろから要君が、私の手から抜き取って、要君が苺ミルクを飲んだ。

「……甘くて美味しいね?優花?」

「「あ゙ぁぁあ゙ぁあぁ゙ぁあぁ!!!!」」

2人の、叫び声がグランド中に響いた。けれど、体育祭は凄い盛り上がっていて、2人の叫び声は、直ぐに歓声等で。消し去った。

「お前、ふざけんなよ!!!ぶっ殺すぞ!」

「要!!それは、酷過ぎなんだけど!!!」

「だって、2人が自分達の喧嘩に夢中だったから。俺は、いらないのかな?って思って飲んだだけだから」

「死ね!お前は、まず死ね!」

「要…。君には見損なったよ…」

「ちょっと!2人とも!喧嘩は、ダメでしょ!」

「………チッ」

「ごめんね?優花」

「いや、いや。私に、じゃなくて。要君に、謝ろう?」

「………ごめん」

「別に良いよ。これ位では、怒らないから」

「……………」

「……あっ、そうそう。…優花、もう少しで、借り物競走始まるよ?えっとね後、三競技が終わったら。優花の番だよ」

「えっ?もう、そんなに進んでたの?!」

うわぁ……。やっぱり、皆と居たら凄い時間が過ぎるのが早いな……。

「うん。頑張ってね。借り物競走」

「ありがとう!要君!」

要君は、顔を赤くして。いつも通り、無表情で。

「どう致しまして…」

と、言って、尚矢の頭を思い切っり殴ってから。要君はドコかに走って行った。

「いってぇな…。んだよ、アイツ急に。先輩の頭叩くとは、どういう事だよ…」

「まぁ、まぁ…。脳細胞が、嬉しい事に。ちょっとだけ死んだだけじゃん」

藍が、凄いニコやかに残酷な事を言いながら。尚矢に笑い掛けた。

「オカマは、いちいち、うるせぇんだよ!オカマ野郎!」

「うるせぇ!お前、僕より優花に相手されてないからって、八つ当たりすんな!クソ!」

「んだと?!テメェ、そんな事大きな声で言うんじゃねぇ!!!!」

尚矢は、顔を真っ赤にして、藍の胸ぐらを掴んだ。

「本当の事言っただけだしぃ…。僕、間違って無いしぃ…?」

ふっ、と、藍が鼻で笑った。尚矢は、拳を上に上げたけど。すぐに、下げて藍の胸ぐらから手を離した。
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