7人のメガネ男子にごちゅーい!
「アイツ、後で殺そっと」
藍が、私の隣で可愛い可愛い笑顔で怖い事を言った。
「えぇえ?!だっ、ダメだよ!」
「良いんだよ。別に」
「ダメだよ……。藍……」
「えー……。あっ、そうそう。はい、苺ミルク」
藍は、潰れた苺ミルクのパックを私に差し出した。ポタポタと、藍の手から苺ミルクが垂れていた。
「…あっ、ありがとう…」
「ぅわっ!!潰れてた!ごめんね?新しいの買ってくるね。待っててね?」
「ぃゃ、もう大丈夫だよ。一緒に、赤組応援しよう?」
「良いの?」
「うん!苺ミルクを買いに行って、応援出来なかったなんて、悲しいよ!だったら、2人で、赤組応援してた方が良いでしょ?」
「2人で?」
「うん。2人で」
「そう…だね。2人で、赤組応援しよっか」
「応援しよー!」
「まー、でも、もうすぐ今日午前最後の競技だけどね…。要とチビとクソが出るムカデリレー」
「……要君以外、もう名前じゃなくて悪口だよね……」
「本当だよな。生意気女の意見に賛成だ」
「あっ、総長様……」
「おい、ガリガリオカマ!お前、調子乗るのもいい加っ…」
「あーもー!やっと見つけた!総長!早くしてよ!ムカデリレーもう、始まるんだけど!」
直樹君が、走って総長様の隣に来た。直樹君は、少し息を切らしながら総長様の体操着の袖を掴んで引っ張った。
「なっ!離せよ!女好き!!!」
「グチグチうるさいな!そんなの後で聞くから!優花ちゃんの為に、赤組優勝しないといけないの!」
「俺は、どうでも良いんだよ!」
そういえば……。
「ねぇ、ねぇ。藍…。総長様って、暴走族なのに、ちゃんとイベントとか参加するんだね…。なんか…地味に優等生だよね…」
「確かに…。でも、表が優等生な女が好きだからだと、僕は思うな」
「なっ……?!?!おまっ、何で知っ…?!おい!生意気女!お前、ガリガリオカマに言いやがったな!!」
「言ってないよ!」
「じゃあ、何でガリガリオカマが知ってんだよ!!」
「僕は情報を集めるのが得意だからね。チビの情報、全て僕の頭に入ってるよ。例えば、初恋は今年の、4月。…まぁ、今の好きな女が初恋だね」
「……………?!」
「好きになった理由。一目惚れ。好きな女の一番好きな所。目。確か、喧嘩してた途中で目を見て惚れたんだよね?おチビさん」
「なっ………!何でそこまで!!」
「だーかーら。僕は情報を集めるのが得意なの!話聞いてた?」
「うっ、うるせぇ!お前ら、覚えてろよ!」
総長様が、顔を真っ赤にして私と藍を指差す。直樹君は、溜め息を吐いてから。総長様の頭をグーで、思い切り殴った。
「もう!総長うるさい!」
「…いってぇ…。…本当に、生意気女とツルんでる奴らは人間じゃねぇよ…。生意気女の生意気さも人間じゃねぇよな…」
「総長様、それ失礼!」
「んだよ……。本当の事言っただけだろ……」
「ほら、もう良いでしょ!行くよ!総長」
「んがっ……。息出来ねぇよ!離せよ!」
「あー!俺、今度耳鼻科行こー!雑音が聞こえるなー!」
「お前、ふざけ………」
2人は、ぎーぎーギャーギャー騒ぎながら。ムカデリレーのスタート地点に行った。
……本当に大丈夫かな……。板に足を着けるだけなのに、もう喧嘩してるし……。
藍が、私の隣で可愛い可愛い笑顔で怖い事を言った。
「えぇえ?!だっ、ダメだよ!」
「良いんだよ。別に」
「ダメだよ……。藍……」
「えー……。あっ、そうそう。はい、苺ミルク」
藍は、潰れた苺ミルクのパックを私に差し出した。ポタポタと、藍の手から苺ミルクが垂れていた。
「…あっ、ありがとう…」
「ぅわっ!!潰れてた!ごめんね?新しいの買ってくるね。待っててね?」
「ぃゃ、もう大丈夫だよ。一緒に、赤組応援しよう?」
「良いの?」
「うん!苺ミルクを買いに行って、応援出来なかったなんて、悲しいよ!だったら、2人で、赤組応援してた方が良いでしょ?」
「2人で?」
「うん。2人で」
「そう…だね。2人で、赤組応援しよっか」
「応援しよー!」
「まー、でも、もうすぐ今日午前最後の競技だけどね…。要とチビとクソが出るムカデリレー」
「……要君以外、もう名前じゃなくて悪口だよね……」
「本当だよな。生意気女の意見に賛成だ」
「あっ、総長様……」
「おい、ガリガリオカマ!お前、調子乗るのもいい加っ…」
「あーもー!やっと見つけた!総長!早くしてよ!ムカデリレーもう、始まるんだけど!」
直樹君が、走って総長様の隣に来た。直樹君は、少し息を切らしながら総長様の体操着の袖を掴んで引っ張った。
「なっ!離せよ!女好き!!!」
「グチグチうるさいな!そんなの後で聞くから!優花ちゃんの為に、赤組優勝しないといけないの!」
「俺は、どうでも良いんだよ!」
そういえば……。
「ねぇ、ねぇ。藍…。総長様って、暴走族なのに、ちゃんとイベントとか参加するんだね…。なんか…地味に優等生だよね…」
「確かに…。でも、表が優等生な女が好きだからだと、僕は思うな」
「なっ……?!?!おまっ、何で知っ…?!おい!生意気女!お前、ガリガリオカマに言いやがったな!!」
「言ってないよ!」
「じゃあ、何でガリガリオカマが知ってんだよ!!」
「僕は情報を集めるのが得意だからね。チビの情報、全て僕の頭に入ってるよ。例えば、初恋は今年の、4月。…まぁ、今の好きな女が初恋だね」
「……………?!」
「好きになった理由。一目惚れ。好きな女の一番好きな所。目。確か、喧嘩してた途中で目を見て惚れたんだよね?おチビさん」
「なっ………!何でそこまで!!」
「だーかーら。僕は情報を集めるのが得意なの!話聞いてた?」
「うっ、うるせぇ!お前ら、覚えてろよ!」
総長様が、顔を真っ赤にして私と藍を指差す。直樹君は、溜め息を吐いてから。総長様の頭をグーで、思い切り殴った。
「もう!総長うるさい!」
「…いってぇ…。…本当に、生意気女とツルんでる奴らは人間じゃねぇよ…。生意気女の生意気さも人間じゃねぇよな…」
「総長様、それ失礼!」
「んだよ……。本当の事言っただけだろ……」
「ほら、もう良いでしょ!行くよ!総長」
「んがっ……。息出来ねぇよ!離せよ!」
「あー!俺、今度耳鼻科行こー!雑音が聞こえるなー!」
「お前、ふざけ………」
2人は、ぎーぎーギャーギャー騒ぎながら。ムカデリレーのスタート地点に行った。
……本当に大丈夫かな……。板に足を着けるだけなのに、もう喧嘩してるし……。