7人のメガネ男子にごちゅーい!
「そうだった……」
私、いつも誰かと一緒に入ってたから暗証番号知らないんだった……。
「入れないなー………」
うぅ……、会長、早く来ないかな……。
え?え?なんで、会長が出て来たんだ?
「え?」
なんで、かな?
「………一番頼りないのに……」
一番、子供ぽいし…。一番、野菜食べないし…。
「んー………」
私は、上を向いて目を瞑った。
ちょっと前は、この暗闇さえ嫌いだった。だけど、今はそんなこと関係なくて。
ただ、会長のことを考えている私は、冷静になった方が良いんだ。
「優花ちゃん、そんな顔してたらキスしちゃうよ?」
「え?……な、直樹君?!…どうして、ココにいるの?!」
一番、遅くなりそうな(私の勝手な思い込み)直樹君がなんでココに?!
「ん?……ちょっと、逃げてきた。…今年、なんか女子がヤバいんだ。…積極的すぎて、ちょっと怖くなっちゃって」
み、皆さん……。あの女好きと言われている直樹君が、女の子から逃げるなんて……。
どんだけ、積極的なんですか?!
「そうだったんだ…、モテる過ぎるのも大変だね」
「あはは…。俺はモテないよ……」
「えー…。絶対にそれはないよー!」
「あるよ。だって、…………。やっぱり、何でもないよ……。えっと、じゃあ。生徒会室に入ろう?」
直樹君は、何かを言いかけて、止めた。
「うん!」
「ちょっと待っててね……」
直樹君は、長い指で暗証番号を打っていく。怖いくらいに、静かな廊下に機械音が響く。
……………、なんでこんなに人がいないんだろ?
夏休み始まるから、家にさっさと帰っちゃったのかな?
「優花ちゃん、優花ちゃん……。…開いたよ?」
「へ?……あ、うん!ありがとう。直樹君」
ニコッと私が微笑むと、直樹君は無言で生徒会室に入っていった。
「……やっぱり、誰もいないね」
今日は、愛美達もいない。理由は、ケンカ…。…らしい。
「うん。夏休み前の女の子達は野獣化するからね。生徒会委員の皆は、今頃、声を枯らしてるだろうね」
「直樹君も、行った方が良いんじゃない?…せっかく、自分の事を好いてくれる人達がいることだし……」
私なんて……、告白をしてくれる人なんか……。
「んー……。でも、俺、告白されても今は余り嬉しくないかな……」
「へ?!なんで?!」
ついつい、私は大声で聞き返してしまう。
「だって、俺は優花ちゃんに告白されたいから。…他の女の子達には、悪いけど…。……俺は優花ちゃんが好きだから」
「……………………」
直樹君は、恥ずかしげもなく、サラリと言った。
こ、これがモテる人の余裕な対応?!ち、違うか……。
「………あれ?俺、今、凄い恥ずかしいこと言っちゃったかも……」
直樹君は、顔を赤くして私に聞いてきた。
そして、今頃気付くという鈍感さ!
「う、うん……。凄い恥ずかしいこと言ってました……」
「だ、だよね……。………本当に、優花ちゃんといたら、俺が俺じゃなくなっていくな……」
直樹君は、困った表情で頭をかいた。
「なんか、ごめんね……」
「なんで謝るの?!」
直樹君が、ビックリして目を見開いた。
「な、なんとなく…。あははは………」
「ははっ。そっか……。………ひぃ……」
直樹君は、生徒会室の入り口の方を見た瞬間、顔を青くさせた。私は、不思議に思って、入り口の方に視線をうつした。
「あ…!藍!」
そこには、ニコニコ笑ってる藍が立っていた。
「優花、ごめんね?一緒に、生徒会室に行けなくて。僕が一緒に、行ってあげれたら、そんな男と2人きりでいること無かったのにね」
藍は、生徒会室のドアを閉めた。その時、ドアノブが外れる。
「「………………?!」」
私と直樹君は、ビックリしてコロコロ転がるドアノブをただただ、見てた。
「………壊しちゃった…。どうしよ……」
藍も、ビックリしてたようで。目を見開いて、ドアノブがついていたドアを見つめていた。
「………せっ、接着剤でつけよ!!」
「優花ちゃん、それだけだったら、つかないよ……。藍…、修復不可能のところまで壊しちゃったから……」
ドアノブを拾って、直樹君は壊れたドアノブをずっと見ていた。
私、いつも誰かと一緒に入ってたから暗証番号知らないんだった……。
「入れないなー………」
うぅ……、会長、早く来ないかな……。
え?え?なんで、会長が出て来たんだ?
「え?」
なんで、かな?
「………一番頼りないのに……」
一番、子供ぽいし…。一番、野菜食べないし…。
「んー………」
私は、上を向いて目を瞑った。
ちょっと前は、この暗闇さえ嫌いだった。だけど、今はそんなこと関係なくて。
ただ、会長のことを考えている私は、冷静になった方が良いんだ。
「優花ちゃん、そんな顔してたらキスしちゃうよ?」
「え?……な、直樹君?!…どうして、ココにいるの?!」
一番、遅くなりそうな(私の勝手な思い込み)直樹君がなんでココに?!
「ん?……ちょっと、逃げてきた。…今年、なんか女子がヤバいんだ。…積極的すぎて、ちょっと怖くなっちゃって」
み、皆さん……。あの女好きと言われている直樹君が、女の子から逃げるなんて……。
どんだけ、積極的なんですか?!
「そうだったんだ…、モテる過ぎるのも大変だね」
「あはは…。俺はモテないよ……」
「えー…。絶対にそれはないよー!」
「あるよ。だって、…………。やっぱり、何でもないよ……。えっと、じゃあ。生徒会室に入ろう?」
直樹君は、何かを言いかけて、止めた。
「うん!」
「ちょっと待っててね……」
直樹君は、長い指で暗証番号を打っていく。怖いくらいに、静かな廊下に機械音が響く。
……………、なんでこんなに人がいないんだろ?
夏休み始まるから、家にさっさと帰っちゃったのかな?
「優花ちゃん、優花ちゃん……。…開いたよ?」
「へ?……あ、うん!ありがとう。直樹君」
ニコッと私が微笑むと、直樹君は無言で生徒会室に入っていった。
「……やっぱり、誰もいないね」
今日は、愛美達もいない。理由は、ケンカ…。…らしい。
「うん。夏休み前の女の子達は野獣化するからね。生徒会委員の皆は、今頃、声を枯らしてるだろうね」
「直樹君も、行った方が良いんじゃない?…せっかく、自分の事を好いてくれる人達がいることだし……」
私なんて……、告白をしてくれる人なんか……。
「んー……。でも、俺、告白されても今は余り嬉しくないかな……」
「へ?!なんで?!」
ついつい、私は大声で聞き返してしまう。
「だって、俺は優花ちゃんに告白されたいから。…他の女の子達には、悪いけど…。……俺は優花ちゃんが好きだから」
「……………………」
直樹君は、恥ずかしげもなく、サラリと言った。
こ、これがモテる人の余裕な対応?!ち、違うか……。
「………あれ?俺、今、凄い恥ずかしいこと言っちゃったかも……」
直樹君は、顔を赤くして私に聞いてきた。
そして、今頃気付くという鈍感さ!
「う、うん……。凄い恥ずかしいこと言ってました……」
「だ、だよね……。………本当に、優花ちゃんといたら、俺が俺じゃなくなっていくな……」
直樹君は、困った表情で頭をかいた。
「なんか、ごめんね……」
「なんで謝るの?!」
直樹君が、ビックリして目を見開いた。
「な、なんとなく…。あははは………」
「ははっ。そっか……。………ひぃ……」
直樹君は、生徒会室の入り口の方を見た瞬間、顔を青くさせた。私は、不思議に思って、入り口の方に視線をうつした。
「あ…!藍!」
そこには、ニコニコ笑ってる藍が立っていた。
「優花、ごめんね?一緒に、生徒会室に行けなくて。僕が一緒に、行ってあげれたら、そんな男と2人きりでいること無かったのにね」
藍は、生徒会室のドアを閉めた。その時、ドアノブが外れる。
「「………………?!」」
私と直樹君は、ビックリしてコロコロ転がるドアノブをただただ、見てた。
「………壊しちゃった…。どうしよ……」
藍も、ビックリしてたようで。目を見開いて、ドアノブがついていたドアを見つめていた。
「………せっ、接着剤でつけよ!!」
「優花ちゃん、それだけだったら、つかないよ……。藍…、修復不可能のところまで壊しちゃったから……」
ドアノブを拾って、直樹君は壊れたドアノブをずっと見ていた。