7人のメガネ男子にごちゅーい!
「……まさか……、ここまで僕が力の加減が出来ないなんて…」
藍が、ため息つきながら、ドアノブを直樹君から受け取った。…正確には、奪った。
「……ドアノブって普通に握って壊れる物じゃないよね…」
直樹君が、ちょっと気まずい空気を消すように笑顔で言った。
「…嫌みったらしい……。だから、僕は直樹が嫌いなんだ…」
「ごめっ……」
直樹君は、ヘラッと笑って藍に謝ろうとしていた。
「そうやって、すぐ謝る所も嫌い」
だけど、藍は冷たく直樹君に言い放つ。
「ごめん……、あ……」
「……別に直さなくても良いよ。…直るなんて思ってないし」
「そうだよね…」
直樹君は、またヘラッと笑った。
「無理して笑うのヤメたら?…モテなくなるよ?」
「別に…モテなくても良いし……」
直樹君は、口を尖らせて机を意味もなく触っていた。
「あ、そっか。優花ダケにモテれば良いんだもんね」
藍は、ニコニコ笑いながら鞄を置いて椅子に座った。
「………藍、いつから話聞いてたの?」
直樹君が、苦笑いしながら藍に聞き出す。
「さぁ?ご想像にお任せしますね」
「……絶対、最初からいたよね」
直樹君は、藍の顔をチラッと、恐る恐る見ていた。
「だとしても、直樹に関係ないから」
「仰るとお…」
直樹君が、話している途中で、荒々しい音をたてて生徒会室のドアが壊れる。
「「「………………?!」」」
私達は、ビックリして目を見開く。ドアの付け根部分から、ジュゥ…─と、煙が出ていた。
「「「……はぁ…、はぁ……、はぁ………」」」
ドアを壊したのは、風真君、要君、蓮さんの3人でした。
「い、一体どうしたの?」
直樹君が、慌てて3人に聞いていた。
「お、んなが…はぁ……、…ふぅ……。…お、れたちのこと……はぁ……」
風真君は、途切れ途切れに話していく。
「…目が…、……本…気で…はぁ………。…はぁ…つか…まえる……って……」
要君は、その場でしゃがみこんだ。
「……だか…ら、逃げ…て……来た……」
蓮さんは、肩で息をしていて苦しそうだった。
「……ドア、どうするの?1つ壊れちゃったじゃん」
藍が、苦笑いで3人のことを見ていた。
因みに、ドアは2重制。パスワードのドア1つに、生徒会室につながるドア1つ。
壊れたのは、後者の。生徒会室につながるドア。…でも、関係者以外は絶対にはいれない。パスワードのドアが壊れていないから…。
「ご、ごめん…。……ていうか…、どうしよ……。学園長に知らせないと……」
蓮さんが、汗を拭いながら、壊れたドアを見ていた。
「私、呼んできますか?…あっくんなら、多分学園長室にいると思うから…」
「優花ちゃん、お願いしていいかな?…ちょっと、今回は時間がたつまで生徒会室から出て行きたくないんだ……」
「はい!では、行ってきます!」
私は、笑顔で生徒会室から出る。
「「「蓮様ー?!」」」
「「「ふーうーまー!!」」」
「「「要くーんー!!」」」
少し、廊下を歩いていると、問題?の女の子達が蓮さん達のことを探していた。
「さすが……」
モテる人は、違うね……。
「…………………」
そういえば、会長と雪斗が全然見つからないな……。
「そんなに人目につかない所で告白されてるのかな?」
はぁ……、やっぱり雪斗はモテるのか……。小さい頃から、優しいし。そりゃあ、モテるよね……。
「あ、早く行かないと!」
私は、本来の目的を思い出して学園長室まで、走っていった。
藍が、ため息つきながら、ドアノブを直樹君から受け取った。…正確には、奪った。
「……ドアノブって普通に握って壊れる物じゃないよね…」
直樹君が、ちょっと気まずい空気を消すように笑顔で言った。
「…嫌みったらしい……。だから、僕は直樹が嫌いなんだ…」
「ごめっ……」
直樹君は、ヘラッと笑って藍に謝ろうとしていた。
「そうやって、すぐ謝る所も嫌い」
だけど、藍は冷たく直樹君に言い放つ。
「ごめん……、あ……」
「……別に直さなくても良いよ。…直るなんて思ってないし」
「そうだよね…」
直樹君は、またヘラッと笑った。
「無理して笑うのヤメたら?…モテなくなるよ?」
「別に…モテなくても良いし……」
直樹君は、口を尖らせて机を意味もなく触っていた。
「あ、そっか。優花ダケにモテれば良いんだもんね」
藍は、ニコニコ笑いながら鞄を置いて椅子に座った。
「………藍、いつから話聞いてたの?」
直樹君が、苦笑いしながら藍に聞き出す。
「さぁ?ご想像にお任せしますね」
「……絶対、最初からいたよね」
直樹君は、藍の顔をチラッと、恐る恐る見ていた。
「だとしても、直樹に関係ないから」
「仰るとお…」
直樹君が、話している途中で、荒々しい音をたてて生徒会室のドアが壊れる。
「「「………………?!」」」
私達は、ビックリして目を見開く。ドアの付け根部分から、ジュゥ…─と、煙が出ていた。
「「「……はぁ…、はぁ……、はぁ………」」」
ドアを壊したのは、風真君、要君、蓮さんの3人でした。
「い、一体どうしたの?」
直樹君が、慌てて3人に聞いていた。
「お、んなが…はぁ……、…ふぅ……。…お、れたちのこと……はぁ……」
風真君は、途切れ途切れに話していく。
「…目が…、……本…気で…はぁ………。…はぁ…つか…まえる……って……」
要君は、その場でしゃがみこんだ。
「……だか…ら、逃げ…て……来た……」
蓮さんは、肩で息をしていて苦しそうだった。
「……ドア、どうするの?1つ壊れちゃったじゃん」
藍が、苦笑いで3人のことを見ていた。
因みに、ドアは2重制。パスワードのドア1つに、生徒会室につながるドア1つ。
壊れたのは、後者の。生徒会室につながるドア。…でも、関係者以外は絶対にはいれない。パスワードのドアが壊れていないから…。
「ご、ごめん…。……ていうか…、どうしよ……。学園長に知らせないと……」
蓮さんが、汗を拭いながら、壊れたドアを見ていた。
「私、呼んできますか?…あっくんなら、多分学園長室にいると思うから…」
「優花ちゃん、お願いしていいかな?…ちょっと、今回は時間がたつまで生徒会室から出て行きたくないんだ……」
「はい!では、行ってきます!」
私は、笑顔で生徒会室から出る。
「「「蓮様ー?!」」」
「「「ふーうーまー!!」」」
「「「要くーんー!!」」」
少し、廊下を歩いていると、問題?の女の子達が蓮さん達のことを探していた。
「さすが……」
モテる人は、違うね……。
「…………………」
そういえば、会長と雪斗が全然見つからないな……。
「そんなに人目につかない所で告白されてるのかな?」
はぁ……、やっぱり雪斗はモテるのか……。小さい頃から、優しいし。そりゃあ、モテるよね……。
「あ、早く行かないと!」
私は、本来の目的を思い出して学園長室まで、走っていった。