7人のメガネ男子にごちゅーい!
「ちょっと、アンタ愛美から手離しなさいよ」

「愛美……?」

バッと愛美が胸ぐらを掴んでた男の人の手を払った。

「お弁当食べってから。喧嘩は放課後…」

愛美が言っている途中に男の人は愛美に殴りかかった。

愛美はそれをサッとかわして愛美も男の人に殴りかかった。

「チッ…」
男の人は凄いキレているのか、顔が真っ赤だった。あれ?様子がおかしい……。2人とも止まったまま……。

「あれ?何で止まってるの?」

雪斗の一声で2人が離れた……。

「おっ、お前、覚えてろよ!」

バンッと屋上の扉を荒々しく閉めて男の人は出てった。

「大丈夫だった?でも、愛美って…」

『でも、愛美って強いから大丈夫だよね』って言おうして愛美の顔を覗き込んだら顔が真っ赤だった。

「……………」

「愛美?」

「なっ……何?あっ、ごめんね?お弁当食べようか」

「うっ……うん」

「さっきの男って誰?」

雪斗が疑問そうに愛美に聞いた。

「……月光組の総長。……ケド……」

愛美が顔を赤くして俯いた……。

「どうしたの?愛美…」

「……いや、なんでも無いよ」

「そう?でも、愛美は強いから大丈夫だよ」

「ありがとう…」

「うん」

「じゃあ、お弁当食べよー」

雪斗が微妙な空気を吹き飛ばすように笑顔で言った。

「そうだよ。早く食べないと」

「うん。そうだね!沢山食べないと」

愛美の様子がちょっとおかしかったケド、あえて愛美に聞かなかった。変に聞いて愛美を傷つけたくないから…。愛美が言ってくれるまで待つ。それが、いつもの私達。

「「「ごちそうさま」」」

ぅう……。お腹いっぱいだぁ……。

「お腹いっぱいだー」

私が腕を上に伸ばしながら言うと。

「私もー」

「僕もー」

「はぁ、眠いなぁ…」

私が地面に寝っ転がる。太陽に地面が温められてて気持ちいい……。ちょっと、熱いケド。

「……………」

「………そう言えば、雪斗って好きな女の子いるんだよね?」

「「えっ?」」

「あり?違うの?」

「マジか。雪斗って好きな女の子いるの?」

愛美がお腹を抱えながら大爆笑。

「いや、えっ!?何で?」

雪斗がマジで焦ってる。

「藍が言ってた…。雪斗は分かりやすいって。後、昨日の、ある行動で分かったって」

「だって、あれは生徒会の決まりで……」

「えっ?何?教えて?雪斗」

私は雪斗にグイグイ近寄る。

「いや、教えられない。最悪、生徒会委員皆が、ある行動をしないと教えられない」

「ぶぅ……」

何赤い顔してんのよ…。私だって、暑いわよ!

「愛美~、雪斗が教えてくれなーい」

「おい、雪斗テメェ…」

ヒィ…。愛美の低ボイス怖~。

「だって、生徒会の決まりなんだもん…。優花がもう少し頑張れば皆がある行動をするよ…」

「えぇ……。ケチ……」

キーンコーンカーンコーン

「「「あっ…」」」

ヤバッ。授業始まっちゃう!

「早く、戻るよ!」

私がそう言うと、二人が焦ってお弁当箱をしまう。三人が準備を終えると、走り出した。

「ヤバいー」

と、叫ぶ雪斗。

「早くしないと授業に遅れちゃう」

と、真面目で優等生な愛美。

「今日の晩ご飯どうしよ」

と、あまり気にしない私。

「「そこ?!」」

と、ツッコム息のあった雪斗と愛美。

「意外と大変なんだよ。晩ご飯考えるの。あっ、じゃあね」

と、教室に戻った私。

「中山、遅いぞ」

と、先生に怒られる私。

「すいませーん」

と、適当な私。

「…………ふっ」

と、小さく笑う藍。
自分の席に戻る私。

「はぁ、……。授業を始める」

と、呆れ気味の先生。

あぁ、眠い。睡魔に襲われた……。先生ー、お休みなさいです……。
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