7人のメガネ男子にごちゅーい!
俺が林檎持って、優花ちゃんの部屋に戻る。

「優花ちゃん、林檎食べれる?」

あっ、ちょっと大きいかな?俺は、林檎を小さくかじって、優花ちゃんの口に入れる。

「……………」

「美味しい?」

「美味し…いです」

「良かった。これ、藍がくれた林檎なんだよ」

「そうなんですか……」

優花ちゃんは、苦しそうにニッコリ笑った。やっぱり、俺の心臓はドキドキしてるわけで……。

「もっと食べる?」

「は…い、お願…いし、ます」

俺は、何個も林檎を小さくかじって優花ちゃんにゆっくりあげていく。

「全部食べれたね?」

「ありがと…うござ、います。………」

優花ちゃんは、少し顔色が良くなった。でも、まだ、顔色は悪い。優花ちゃんが瞳に涙をたっぷり溜めてる。

「どうしたの?」

「寒い……です」

「えっ?毛布は、これ以外無いの?」

「は……ぃ」

どうしよう……。俺、何も持って来てない。

「………どうしよう」

すると、優花ちゃんが布団を捲り上げて。

「蓮さんも……入って下さい。そしたら、暖かくなります」

「えっ……?俺が入るの?」

「あっ、嫌な……ら大丈…夫で、す」

「いや、大丈夫。俺が優花ちゃんの毛布代わりになるよ」

俺は、優花ちゃんの布団の中に入った。そしたら、優花ちゃんが俺に近づいてきた。

「蓮さん…暖かい」

俺の心臓黙れ。優花ちゃんにドキドキしてるのがバレるだろ………!!

「……………」

俺、今絶対に顔赤い………。

「蓮さん……って、良い香、りしま……すね」

「あっ、ありがとう……」

優花ちゃんが俺の腰に手回してきた。

いや、本当にマジで優花ちゃんが色っぽくてダメだ………。

「んっ………」

ちょっと、そんな甘い声出さないで!!

「いや、ちょっ。その……」

優花ちゃんが顔を上げた。顔が赤くて、瞳は潤んでるし…。何も言えなくなる……。

「何で、す……か?」

「いや、何でも、無い、です」

「そう……です、か」

俺は、もうどうにもなっちゃえと思い、優花ちゃんを抱きしめた。

「……………」

「…………?」

心臓の音が口までに響く。俺の心臓の音、凄い鳴ってる。口から心臓が出るって、こういう事かな?

「くっ、苦しくない?」

「大丈…夫、です…」

「なら、良かった」

良いわけ無い。俺の心臓が良いわけ無い!もう、本当にヤバい。俺は、優花ちゃんの首に糸クズがあったから取った。

「ふぁ……ん」

「………!?」

凄いエロい声出しましたな!?ちょっと、俺の理性がギリギリなんだけど………。

「あん、まり首、触らないで……?」

「えっ?何で……?」

「私、首が……一番ダメ…なんで、すよ」

そういうの言われると困るな。イジメたくなる……。

俺は、首の後ろを指で撫でた。

「ふぇ……」

「ハハッ」

「笑わなにゃいで下さい…よ………」

俺は、調子乗って首を沢山触った。

「ふっ、……あっ。やぁ、……ヤ、メ」

「……………」

可愛い……。………ハッ!つい、イジメたくなるスイッチが……。

「れっ、んさ……ん……。ヤメ…て下さ、い」

瞳を潤わせ、頬を赤くして…。そんな顔は、俺をそそるだけなのに…。優花ちゃんは馬鹿だな~。

「……………」

ペロッと優花ちゃんの首をゆっくり舐める。

「ふぁぁ……やぁぁ……」

吐息をはぁはぁさせて、ブルブルっと震える体。たまらない……。……ん?俺、メガネ……。あっ、外れてる……。どこで外れたんだ?えっとメガネメガネ……。どこだ?

「優花ちゃん、俺のメガネ一緒に探して?」

「ふぁ……い」

だから、優花ちゃんをイジメたくなったんだ。メガネが外れてたからだ。
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