7人のメガネ男子にごちゅーい!
僕達は、ホテルに入る。係員に部屋の鍵を貰い自分達の部屋に入る。

「うわー。部屋凄い広いね」

優花が、部屋の色々な所を廻る。てか、二人だけって。………僕、今日心臓止まらないかな?今でさえ、ドキドキしてるのに……。
僕は、部屋の隅っこに二人の荷物を置く。

「藍。ありがとう。荷物持ってくれて」

「大丈夫」

優花は、僕の方にパタパタっと、歩いてお礼を言う。

「へへっ。遊園地、楽しみだね」

「うん」

「後、温泉とか。プールとか」

「そうだね。優花は、水着持ってきたの?」

「愛美が、買ってくれたの。私に、似合うからって。ちょっと、露出多いし、似合わないと思うんだけど……」

優花は、自分の荷物の中から水着を出して見せてくれた。

「……………」

あぁ……。本当に露出多いな。てか、それビキニじゃん。白がベースの苺マーク。可愛いし、確かに優花に似合う。

でも……他の男に見せたくない位に露出が多すぎる。ハハッ………僕、彼氏じゃないのにね……。

「やっぱり、私に似合わないかな?」

「いや、全然似合うよ。優花にピッタリ…」

本当に似合う。けど、見てるコッチが照れるな。その…水着って。絶対に、皆鼻血出すよね……。下着姿に近いもん……。

「ありがとう。藍」

優花が照れ笑いする。……本当に、ペアになって良かった……。
僕達がのんびりしてると、僕達の部屋の扉がドンドンっと叩かれた。

「おい!幼児体型とチビ!早くしろ」

風真だ……。時計を見ると、さっきから三十分経っていた。

「もう!私に、名前ちゃんとあるじゃん!名前で呼んでよ!風真君のバカ!」

優花が、部屋の扉を開けて文句を言う。風真は、ニヤニヤしながら。

「幼児体型は幼児体型なんだよ。幼児体型」

「風真。優花をイジメないでって言ってるでしょ」

「早く行くぞ」

会長が僕達の顔を抓る。優花には、抓無かった。女の子は、抓無いよね。
てか痛い、痛い。

「かいひょう、いひゃい、いひゃい」

僕は、痛すぎて会長に文句を言いながら会長のお腹を殴る。

「じゃあ、早くしろ。優花もだ」

会長が優花にも怒る。……会長は、いつ優花に落ちてくれるんだ?早く、優花を僕の物にしたいのに……。

「はい」

優花の返事で、会長が、僕と風真から手を離す。僕は、頬を撫でながら優花の隣に行く。会長に連れられて僕達は、ホテルを出て遊園地に行く。

「あっ。雪斗」

「優花達、遅いよ」

「ごめんね?皆」

優花が皆に謝る。当然、皆は。

「「大丈夫」」

当たり前な言葉。だって、好きな人に謝られたら何でも許せる。大切な人だから…。

「じゃあ、まずは定番のジェットコースター乗ろうよ!」

直樹が提案する。僕は、どれでも良い。優花が居ればね…。

「賛成ー!私も、ジェットコースター乗りたい!」

優花が手を上げて言う。その仕草は、あどけなさが残ってて可愛いかった。

「じゃあ、僕も賛成」

勿論、皆も賛成する。……で、ジェットコースターを乗ろうと思ったら、また隣の事で喧嘩する。

皆が喧嘩してる間に会長が優花の隣に乗ってしまってて、皆が落ち込む中ジェットコースターは動き始める……。

はぁ、優花とジェットコースター乗りたかったな……。会長、本当に酷いよ……。
ガタンガタンっと、ジェットコースターは、上に上がって行く。結構高い距離で……。

「ぅう……。怖いよぉ……」

僕の隣の雪斗が呟く。

「雪斗って、ジェットコースター苦手?」

「うん……。本当に無理……」

「そう」

ガタンッッと、ジェットコースターが一瞬止まると、ジェットコースターが下に向かって一気に落ちる…。
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